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COLUMN

2025.08.09

展示会出展で差がつく集客戦略|展示ブースへ来場者を呼び込む6つの方法

展示会出展で差がつく集客戦略|展示ブースへ来場者を呼び込む6つの方法

展示会で成果を上げたいマーケティング・営業担当者の方へ。「ブースに人が集まらない」「名刺は集まったのに商談につながらない」そんな課題を感じたことはありませんか?展示会で成果を上げるには事前告知だけでなく、当日のブースでどう集客するかを設計することも重要です。

本記事では、展示会出展における集客戦略の全体像を整理し、「事前の来場促進」から「当日のブース設計・体験演出」まで、実践的な6つの方法を解説します。

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展示会の集客とは

展示会における「集客」とは、来場者にブースへ足を運んでもらうための仕組みづくりのことを指します。大きく「事前の来場促進」と「当日のブース集客」に分けられ、それぞれが異なる役割を担います。

「事前の来場促進」では、ターゲットへの告知や来場誘導を行い、「当日のブース集客」は導線設計や接客、体験演出によって興味を引き、商談や関係構築のきっかけを生み出します。

成果を出すには、どちらか片方に偏らず、両者を連動させた全体設計が欠かせません。展示会の目的に立ち返り、「誰に、何を、どう届けるか」を明確にしたうえで、集客を計画的に組み立てることが重要です。

展示会の集客に注力するメリット

当日任せにしない「戦略的な来場設計」が可能になる

展示会を成功させるには、来てほしい企業や担当者を明確にし、その人たちに響く情報や展示内容をあらかじめ準備しておくことが大切です。

たとえば、既存リードへの個別の案内や、興味を持ちそうな顧客への事前アプローチを行うことで、当日は関心度の高い来場者との接点が生まれやすくなります。

ブースの導線や掲示内容も、あらかじめ想定した来場者像に合わせて設計することで、成果につながる対話や商談のきっかけを得やすくなります。

来場者の“温度感”を高めた状態でブースに迎えられる

展示会前から製品情報や導入事例をメールやWebで伝えておくことで、来場者はある程度の関心を持った状態でブースを訪れます。

単なる製品紹介で終わらず、具体的な課題や導入の検討に踏み込んだ会話がしやすくなり、「資料を事前に見た」「メルマガで興味を持った」といった接点が営業対応の手がかりとなり、スムーズな商談化にもつながります。

営業部門との連携精度が高まり、商談化率が上がる

来場者を事前にリスト化し、営業部門と共有しておくことで「誰が誰を招待したか」が明確になります。担当者ごとに対応準備ができるため、当日の接客も的確に行えます。さらに、展示会後のフォローも一貫性を持って進められ、関係性の深化や商談化へつながります。マーケティングと営業が連携して動くことで、成果の最大化が図れます。

展示会の集客で成果を出す6つの方法

ここでは、展示会前の準備段階で行う施策と当日の来場者をブースに引き込む施策の2つの観点から、具体的な集客手法を紹介します。

展示会前の集客施策

① ターゲットリストへの案内状・DM・SNS配信

過去の商談リストや見込み顧客に対して、展示会の出展案内をメールやDMで送付します。XやFacebook、LinkedInでの出展予告やブースの見どころ紹介も有効です。案内文には、「展示会限定の資料提供」や「無料相談」「お試し体験」など、来場のメリットを明確に伝えることで訪問動機を高めることができます。

② セミナー開催による来場促進

展示会と連動したセミナーは、来場のきっかけを生み出す有効な手段です。来場者の課題や関心にフィットするテーマを設定し「この話が聞けるなら行ってみよう」と思ってもらえる内容を意識しましょう。

また、参加者限定の資料や特典を用意することで、参加意欲を後押しできます。事前予約フォームを設置して申し込みを受け付けておくと、当日の運営もスムーズに進みます。

展示会当日の集客施策

③チラシ・ノベルティの活用

展示会当日は、通路を歩く来場者にいかに足を止めてもらうかが重要です。例えば、目を引くキャッチコピーを添えたチラシはそのきっかけになります。製品のスペックだけでなく、「どんな課題を解決できるのか」「導入するとどんな効果があるのか」といった利点を明確に伝えることで、関心を引きやすくなります。

さらに「詳しく知りたい方はスタッフへ」など、次の行動につながる案内を入れておくことで、ブース内での会話へ自然につなげることができます。ノベルティを配布する際も、資料請求やアンケート回答など、来場者の次のアクションを促す一言を添えると効果的です。

④通行者の足を止めるためのビジュアルと配置設計

通路を歩く来場者にブースの存在を気づいてもらうには、まず「目に入る」設計が必要です。視線を引きつける大型ディスプレイの動画や看板といった静的なグラフィックも効果的です。

製品や導入実績など、ひと目で魅力が伝わる情報は、来場者の目線の高さに合わせて配置しましょう。また、通行の流れを意識したレイアウトにすることで、自然と視線がブースへ導かれます。訴求したいテーマや期待できる効果を一言で示す「見出しコピー」を掲示することで、関心を持った人の足を止めやすくなります。

⑤興味喚起につながる体験デモ・コンテンツ導入

来場者の関心を引きつけ、具体的な検討につなげるには「体験できる」仕掛けが有効です。製品やサービスのお試し体験やサンプルの提供は、利用イメージを持ってもらうきっかけになります。

また、業界別・用途別の事例紹介を提示すれば、自社の状況に近い活用方法を想像してもらいやすくなります。

さらに、簡易診断やシミュレーションなど、その場で課題を可視化できるコンテンツを設けることで来場者自身のニーズを明確にでき、ブース内での商談や個別相談へと自然に誘導できます。

⑥ブースに呼び込むための声かけとスタッフ動線の工夫

展示会当日は、自ら声をかけて立ち寄りやすい雰囲気をつくることが重要です。たとえば「〇〇業界向けの事例をご紹介しています」「無料で診断ツールをお試しいただけますよ」など、関心を引くひとことが会話のきっかけになります。

また、ブース内のスタッフは「声かけ・案内役」と「説明・商談対応役」など、得意分野に応じて役割を分担しておくことで、限られた人員でも効率よく対応できます。さらに、短時間で関心を引き出すために「課題を引き出す質問」をあらかじめ準備しておくと、より自然に対話が深まり、商談へとつなげやすくなります。

展示会集客の成果を測るKPI設計

展示会での集客成果を正確に把握するためには、KPI(重要業績評価指標)の設計が欠かせません。「事前集客」→「当日の対応」→「事後の商談・受注」という一連の流れで数値を追うことが重要です。以下に、主要なKPI項目を整理しました。

主なKPI項目

事前集客の効果指標

  • DM・メール配信後のクリック率、申込率
  • セミナー参加者数、来場予約数
  • SNSでの反応数(いいね、シェア、投稿閲覧数)

展示会当日の集客・対応状況

  • ブース来訪者数(カウント方法を明確に)
  • 名刺交換数/アンケート回答数
  • その場での資料請求・デモ申込・商談予約数

展示会後の商談・受注への転換指標

  • 商談化率(名刺交換→初回商談に至った割合)
  • 受注率(商談→契約に至った割合)
  • 展示会経由の売上金額(見込み含む)

定性面の振り返り指標(改善の視点)

  • 来場者の声/アンケート結果
  • 想定ターゲットと実際の来場者の乖離
  • スタッフの現場対応の質と課題

これらのKPIは表やレポートにまとめてチームで共有することで、次回以降の展示会戦略に活かすことができます。振り返りと改善を重ねていくことで、展示会の成果は着実に高まっていきます。

展示会の集客は、ブース設計から始まっている

この記事では、展示会前の告知・セミナー開催から、当日の声かけ・ノベルティ活用・体験演出まで、さまざまな集客施策を紹介してきました。これらの施策は、来場者に「興味を持って立ち寄る」「その場で体験する」「会話を通じて関心を深める」といった一連の体験を提供することを目的としています。

そのため、集客施策で期待される来場者の体験を損なわないように、ブースデザインにおいても一貫性のある設計が重要です。

  • どんな来場者を想定しているか?
  • その人に何を伝え、どう行動してもらいたいか?
  • そのために、ブース内外の導線や体験をどう設計するか?

展示ブースは来場者の関心を引き、足を止めてもらい、会話を通じて商談へとつなげていく“体験設計の場”です。集客施策とブースデザインを一貫した流れで設計することで、展示会全体の成果につながります。

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