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COLUMN

2025.07.11

展示会の装飾デザインの事例を紹介|費用相場や業者選びのポイントも

展示会の装飾デザインの事例を紹介|費用相場や業者選びのポイントも

展示会に出展する際、装飾デザインはブースの第一印象を決める重要な要素です。どれだけ魅力的な製品やサービスを扱っていても、見せ方次第で来場者の反応は大きく変わります。特に限られたスペースや予算の中で、どう目を引きつけ印象づけるかは装飾の工夫にかかっています。

本記事では、展示会装飾の基本知識から、主なパターンや費用相場、業者を選ぶ際の比較ポイントまでをわかりやすく解説します。初めて出展を担当する方も、装飾の見直しを検討中の方もぜひ参考にしてください。

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展示会の装飾とは

展示会における「装飾」は、ブース全体の空間デザインや構成を通じて自社の魅力やメッセージを効果的に伝える重要な手段です。来場者が最初に目にするのは製品やサービスそのものではなく、ブースの外観や雰囲気であり、装飾が第一印象を大きく左右します。

装飾の役割は、見栄えを整えるだけではなくブース内での導線設計や体験設計も含め、来場者が自然に立ち寄り、説明や商談につながる流れをつくる仕掛けでもあります。例えば、製品を手に取れる展示スペース、プレゼン用のモニター、受付や商談コーナーの配置なども装飾設計に含まれます。

装飾が重要な理由

多くの競合他社が出展する中で、いかにして自社ブースへ興味を引き、名刺交換や商談といった次のアクションへつなげていくか。その成否は、装飾デザインの設計段階から始まっていると言っても過言ではありません。展示会の装飾デザインが重要とされる理由は、主に以下の通りです。

  • 来場者の第一印象を決定づける(「何の会社か」がひと目で伝わる)
  • 視認性やブランド表現によって、競合との違いを明確にできる
  • 自社の強みや特徴を、視覚的・空間的に表現できる
  • 装飾の質が信頼感や安心感にもつながる

装飾デザインは、来場者との最初の接点であり、商談へとつながる重要な仕掛けです。計画段階から目的に合わせた装飾設計を行うことで、展示会の成果を左右する要素となります。

展示会の装飾デザイン事例(業種別)

ここでは、実際の展示会での装飾デザイン事例を紹介します。業種ごとの工夫やポイントを参考に、自社の出展計画にも活かしてください。

【食品】2025 LIVeNT

ワオ株式会社さま|展示会ブース設計・施工

ワオ株式会社さま|展示会ブース設計・施工|コマ数:1コマ(6m×2.7m)
会場:幕張メッセ

食品業界の展示会では、来場者が「商品を手に取って見たくなるか」が大きなポイントになります。特に来場者は限られた時間の中で数多くのブースを回るため、一瞬で興味を引き、立ち止まってもらう工夫が重要です。今回のブース設計では、視認性の高い情報配置と実物展示を組み合わせ、自然と来場者の目が商品に向かうよう計算された空間設計がなされています。

色彩面では、ブランドカラーであるオレンジを効果的に活用し、遠目からでも一目でブランドが認識できる統一感を演出。全体として、シンプルながらも情報伝達力の高いブースデザインが実現されています。システムブースという限られた空間を活かしながらも、ブランド訴求・商品訴求・導線設計のバランスが取れた事例です。

装飾デザインのポイント

  • 商品に目が留まるレイアウト
  • ブランドカラーによる統一感
  • 視認性の高いテキスト配置
  • システムブース(6m×2.7m)の有効活用

事例詳細はこちら ▶2025 LIVeNT | ワオ株式会社さま

【ビジネス】第9回【関西】総務・人事・経理Week

株式会社ユニマットライフさま|展示会ブースデザイン、設計施工

株式会社ユニマットライフさま|展示会ブースデザイン、設計施工|コマ数:3コマ(8.1m×5.4m)
会場:インテックス大阪

BtoB向けのビジネス展示会では、サービスの信頼感や企業規模感を伝える空間づくりが重視されます。特に総務・人事・経理といったバックオフィス領域では、堅実さや安心感が来場者の印象に大きく影響します。今回のブースでは、木工造作による重厚感のある構造で、企業の安定感・信頼感を表現。しっかりと作り込まれた空間が、商談へと自然につながる雰囲気を生み出しています。

展示スペース内には実機や製品資料が配置され、照明の当て方も計算された設計に。製品自体の存在感がしっかりと引き立つ見せ方が工夫されています。全体の色味はレンガ調・テラコッタ・ベージュ系を基調とし、落ち着きのある高級感を演出。BtoB商談向けブースとしてバランスの取れた仕上がりとなっています。

装飾デザインのポイント

  • 木工造作による重厚感ある空間設計
  • 実機展示・製品訴求を高める照明設計
  • レンガ調・テラコッタ・ベージュを基調にした落ち着きのある配色
  • 商談につながる安心感・信頼感の演出

事例詳細はこちら ▶第9回【関西】総務・人事・経理Week|株式会社ユニマットライフさま

【IT関連】NexTech Week2024【秋】

株式会社Progateさま|展示会ブースデザイン、設計施工

株式会社Progateさま|展示会ブースデザイン、設計施工|コマ数:9コマ(8.1m×18m)
会場:幕張メッセ

2024年秋、幕張メッセで開催された「NexTech Week2024【秋】」にて、展示会ブースの企画・デザイン・設計・施工を担当しました。テーマは「DX人材とは何か」。DXは一部の専門職に限らずすべての職種に必要なスキルであるという考えのもと、来場者にその価値を体感してもらうブース設計を求められていました。

そこで、サービス導入の流れをストーリー仕立てで構成し、初めてサービスに触れる来場者でも自然と使い方や導入の意義が理解できるよう設計しました。また、会場内では体験型デモンストレーションを実施し、学習の楽しさや実用性をその場で実感してもらえる仕掛けを加えています。

デザイン面では、広さと開放面の多さを活かしてブース全体に統一感を持たせ、ブランドの世界観を効果的に演出。来場者が気軽に立ち寄り、プログラミングを体験しやすいレイアウトを設計しました。

装飾デザインのポイント

  • サービス導入の流れが伝わる構成
  • その場で体験できるデモスペースを設置
  • 来場者の動きを意識した回遊しやすいレイアウト
  • 広さを活かしながら、ブランドの世界観を最大限に引き出す設計

事例詳細はこちら ▶ 2025 LIVeNT | ワオ株式会社さま

【美容・コスメ】COSME TOKYO2025

株式会社EVLISSさま|展示会ブースデザイン、設計施工

株式会社EVLISSさま|展示会ブースデザイン、設計施工|コマ数:2コマ(6m×5.4m)
会場:東京ビッグサイト 東展示棟

美容・コスメ系の展示会では、商品の世界観やブランドイメージを視覚的に訴求しつつ、多数の商品ラインナップをわかりやすく展示する設計が重要になります。今回のブースでは、商品の魅力が伝わる陳列と、ブランドイメージを両立させた空間づくりがポイントとなりました。

さまざまなマスク商品を見やすく陳列できるよう、壁面を多く設けました。整理されたレイアウトにより、商品の魅力がしっかりと伝わる配置に。ブランドカラーのエメラルドブルーをベースに、黒と白をアクセントとして組み合わせることで洗練された印象と親しみやすさの両方を演出しています。

さらに、アール型の半円壁を採用することで空間に柔らかさを持たせ、来場者が自然に足を運びやすい雰囲気を作り出しています。サインは2か所に配置し、遠方からでもブランドが視認しやすいよう配慮しました。

装飾デザインのポイント

  • 商品特性を活かした壁面レイアウト設計
  • エメラルドブルーを基調にしたブランドカラー活用
  • 壁面にアール型のデザインを取り入れることでブース全体に柔らかな雰囲気を生み出し親しみやすい空間を演出
  • 遠方からも視認しやすいサイン配置と導線設計

事例詳細はこちら ▶COSME TOKYO2025 | 株式会社EVLISSさま


展示会の装飾の費用相場

展示会の装飾費用は、ブースの広さやデザインの内容や使用する資材によって大きく変わります。ここでは、一般的な1コマ(3m×3m)あたりの相場感をもとに、主なパターンごとの費用目安を整理します。実際の出展計画を立てる際の参考にしてください。

【システムブース(既製パーツを活用した低コスト型)】

システムブースは、既製品のアルミフレームやパネルを組み合わせて作る形式です。主催者が用意するパッケージプランにも多く採用されており、比較的低コストでブースを構成できます。デザイン会社に依頼すれば、システム部材を活かしつつ、グラフィックや備品配置の工夫によって、よりオリジナリティのある空間づくりも可能です。

費用相場:10〜30万円/小間(装飾・備品込み)

コストは抑えやすい一方で、他社のブースと似た印象になりやすいため、差別化の工夫がポイントとなります。

【木工造作ブース(オリジナル設計の自由度重視型)】

木工造作ブースは、すべてオリジナルで設計・製作するタイプです。デザインの自由度が高く、ブランドイメージをしっかりと表現したい場合や、訴求力を重視する出展で多く採用されています。壁面や什器のサイズ・素材・仕上げ方によって価格は変動しますが、企業の個性を反映させたブースづくりが可能です。

費用相場:40〜70万円/小間(内容により上下)

【その他コスト要素】

装飾費以外にも、以下のような細かなコストが発生します。出展規模や展示内容に合わせて見積もりに含めておくと安心です。

  • 床材(パンチカーペット、クッションフロアなど):1〜5万円
  • グラフィック・サイン制作:1〜10万円程度
  • 照明・電源工事:5千〜5万円
  • 備品レンタル(テーブル・椅子など):1千〜1万円/点

映像・ネット環境整備:3〜10万円

展示会の装飾デザインのことならリンクストラテジーへ

展示会の装飾デザインでお悩みの方は、リンクストラテジーにぜひご相談ください。

私たちは、ただ“見た目を整える”だけの装飾ではなく「誰に、何を、どう伝えるか」を考え抜いたデザインをご提案しています。訴求力のあるブース設計、限られた予算内での最適化、展示会後も活用できる設計など、ブランディングと実務の両面からサポートが可能です。

例えば、こんなご要望にも柔軟に対応しています。

  • 1小間でもしっかり目を引く装飾にしたい
  • コストを抑えながらも印象に残るブースにしたい
  • 何から始めればいいかわからない
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まずはお気軽にご相談ください。

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